夏目録(ナツメログ)

兼業ホラー小説屋。不動産屋の法務部員。アウトドア寄りの筆記具ヲタ

勉強用のノートについての一例

ルーティンは強い。

情報の一元化は素晴らしい。

大人になってから、必要に迫られて資格をとったりしたのだが、勉強ってものから遠ざかった大人が効率よく何かを成し遂げる為に必要なのはルーティン化することと、ひたすら簡略化することだと実感した。

とはいえ、私の勉強方法は高校生くらいから変わっていない。

昔からズボラだったので、自然と情報の一元化とやらができていたのだ。

 

時は遡り、私がまだ制服を着ていたころの話だ。

 

高校入学まであと数日というところで、私の右手はポッキリと……折れてはいないが似たり寄ったりの状況に陥った。困ったのはもちろん筆記だ。

当時はドクターグリップがとても人気で、私もドクターグリップのブルーのシャーペンをフリフリしながら勉強していたわけだが、シャーペンが握れない。いや、正確には握ってもうまく書けない。もっと力を入れずに書けるものでないと無理! という状況だった。

 

仕方なく用意したのは、ボールペン。

無骨なおっさん臭いボールペンは適度に重みがあって、3歳児くらいの握力しか発揮できなくなった私でも読める文字を書くことができた。

これが転機だったのだと思う。

 

私の高校時代のメインの筆記具はボールペンになった。

 

「筆箱を取り出してペンを抜き出す」という行動にも支障があったため、使っていたのは繰り出し式の三色のペンだった。芯の柔らかいBやら2Bやらの鉛筆とこの三色ペン、そしてラインマーカーをカバンのポケットに直接挿していた。

当時から筆記具好きではあったのであれこれ小遣いで買ってはニヤニヤしていたが、使っているものが実にシンプルだったのは、自分でも不思議だ。

 

 ちなみにノートは一冊だけを持ち歩いていた。

フィラーノートというコクヨから出ているノートが多かった気がする。

これは後から切り離しができるうえに、最初から穴まで空いているからとても便利。もらったプリントと一緒にファイルすることも簡単で、ひたすら面倒くさがりの私には使い勝手がよかったのだ。

 

プリントはその場で穴を開けて、紙製のレトロなファイルに放り込む。全科目一冊。これが私のルールだった。あちこちにファイルを分けたりノートを分けたりすると無くしたり忘れたりする。それはもう簡単に無くす。クリアポケットをファイルに一枚だけ装備していて、持ち帰って書かなければならない書類などはここに入れていた。

 

定期試験になると科目ごとにファイルしなおす。

 

ノート提出などがないなら、結構おすすめなので是非試してもらいたい。

ちょっと無骨なのが女子高校生とかには厳しいかもしれないが、最近は可愛いファイルもあると思う。私は無骨でも問題ない学生だったので、地味な青と水色の中間みたいなファイルを使っていたけれど。

 

ちなみにラインマーカーは黄色とブルーをよく使っていた気がする。

 

残っているノートを見ると、以下のような使い方だった。

記録系のノートはボールペン、問題を解くようなものには鉛筆を使っていたようだ。

 

【英語とか古典】

◼️本文(黒)
◼️訳(鉛筆)
◼️新しい単語とか熟語(青マーカー:意味は青)
◼️間違い直し(赤)
◼️重要そうな何か(黄マーカー)

 
【 社会科系、生物系 】

◼️大事そうな年号(黄マーカー)
◼️人名など何かの名前(青マーカー)
◼️大事そうなこと(赤)
◼️本文(黒)

 

【数学、物理、化学など】
◼️提示されている場合には最初の式など(青)
◼️計算(鉛筆)
◼️公式(青マーカー)
◼️直し(赤)

  

大学に入ったら基本的にノートらしいノートはとらなくなったようで、残っているノートには走り書きのようなメモと落書きばかりが目立つ。とはいえ、基本的なルールは変わらなかったようだ。全てを一冊でまかなっていたことも変わらない。

 

◼️メイン(黒)
◼️キーワード(青マーカー)
◼️試験前やレポート前の加筆など(赤)

 

この頃使っていた文具は覚えている。クリップオンの三色ボールペンと、スポットライターの二色が一本になってるやつ。今ならビートルティップデュアルを選ぶかもしれない。一本で二度美味しいのは良いことだ。

 

そしてこの頃登場した野帳

学芸員の資格取得講座で購入が義務付けられていたのだ。出会ってからはずっと一緒に過ごしている。何度か浮気はしたが、いつもこの野帳に戻るのだから、野帳の魅力たるや恐ろしい。

 

今は仕事の打ち合わせにはリーガルパッドを愛用している。ファイリングしても、ノートに挟んでもあの黄色が目立ってくれるので、メモはここにあるぞという主張がはっきりしていてよろしいのだ。

ノートに関しては色々と浮気をした。

大人になったからカバーのついた素敵なノートを使いたいとか、システム手帳に一元化するのもいいとか色々と迷走した。

筆記具もジェットストリームやアクロボールなどの低粘度インクを使ってみたり、万年筆に移ったりしながら鉛筆に戻ったりを繰り返し。

結果、おすすめのノートができた。

 

 

フィラーノートである。

 

結局何一つ変わらなかった。

ファイリングをする必要がないのなら、ツバメノートもいい。

軽くて長持ち。何より紙質が素晴らしい。

 

 

安心の日本製。安心のお値段。安心の購入難度。

メモは野帳がおすすめである。少しくたびれる様もとてもいい。