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夏目録−小説家って名乗ってみるか

ただただ小説って良いよねって話をするところ。紙とインクが好き。

辞書の話

皆さん、辞書って使ってますか。

私はこれでも使っているんですよ。

これでもね。

 

あ、その割には間違いが多いとか、成長が無いとか言ったらダメなんですよ。

泣きたくなるからね!

メンタルは豆腐です。でも、柔らかいからまたすぐに固まり直す粘っこさです。

 

世の中にはたくさんの国語辞典がありまして。

その一つ一つに、実に味がある。

 

どんな辞書を使うかによって、もしかしたら、もしかしたら文章も変わるかもしれません。

変わんないかもしれません。

どっちだろ。

 

 

ええと、そんな私の戯れ言はおいておいて。

今日は私の使っている辞書をご紹介いたします。

 

 

私が使っているのは

 

 

この三点です。どれも味があってとても良い。

 

 

大好き過ぎて困ってる。ベネッセさん

まずはこれ!

表現力、読解力を伸ばすことを目的とした、学習用国語辞典です。

この辞書の良いところは、

類語比較があること

例えば「まず」「おそらく」「きっと」「たぶん」の比較をしてくれたり、

混雑具合を表わす14もの表現の、人入りの程度を図式してくれたり、弁証法の思考プロセスを図解してくれたり、

対照・対比・比較の使い分け、「怖い」「恐い」を突き詰めてみたり、もう、日本語を学ぶ姿勢を思い出します。

国語ってこういうことだったよねって気分。

当たり前のように使っていて、それでいて誤用であるものを見つけたり。

何しろ見ていて楽しい辞書です。

子供の学習にも最適でしょうが、これ、本当におすすめです!

 

庶民的な王様、新解さん

一番一般的というか、平民っぽい(?)辞書。多分。

ものすごい信頼を置いています。私に丁度良い。

辞書なんてどれも同じだろって思われるかもしれませんが……辞書は編纂員の方が内容を書かれますので、どうしたって色がつく。

 

比較してみると面白いかもしれません。

ここで、まあ適切例でないことは確かですが、インパクトだけはあるのでアイツでひかくしてみようじゃありませんか

 

「ゴキ○リ」です。

 

トップバッターは

明鏡国語辞典」さん

「茶褐色または黒褐色の体には油を塗ったような艶がある。体型は一般的に扁平。」

 

ついで「岩波国語辞典」さん

「平たい楕円形、黒褐色で油に濡れたような艶がある昆虫」

 

我らが「新明解国語辞典」さん

台所をはじめ、住宅のあらゆる部分に住む油色の平たい害虫。触ると臭い。アブラムシ。」

 

どれを選んでも同じです。でも、ちょっと親近感があるんですよね。明解さん。いろいろつっこみたくなるでしょう。

いつからか、国語辞典はずっと新明解を使っています。

 

そう言えばこんな本もあります。大好きな赤瀬川原平さんの「新解さんの謎」。これおおもしろかった。

 

まあ、私の何割かは赤瀬川さんで出来てるようなものなので、ほら、トマソンとかさ。「東京路上探検記」とか、ほんとぼろぼろになるまで持ち歩いたな。読んだけど、読むよりなにより持ち歩いた(笑)

 

 

おっと、話が逸れました。

 

比べてみるなら「オタク」も面白いらしいです。

手元にあるものだけで申し訳ないのですが

 

新解さん

「〔俗に〕趣味などに病的に凝って、ひとり楽しんでいる若者。」

明鏡さん

「〔俗〕趣味的な世界にひたすら没頭する閉鎖的な人。」

大辞林さん

「俗に、特定の分野・物事を好み、関連品または関連情報の収集を積極的に行う人。」

岩波さん

「自分の狭い嗜好的趣味の世界に閉じこもり、世間とは付き合いたがらない(暗い感じの)者。」

 

これだけでも、大辞林さんはオタクに優しい(笑)

新解さんが、まあ……病的って言っちゃってるねってくらいで、明鏡さんが、あれれ、閉鎖的って言い切った。そして岩波さん。そんな……って感じです。

こんなに違いがあるんですね。確かに面白いや。

 

皆さんも、辞書の味を楽しんでみてはいかがでしょう。

結構楽しいですよ!

 

単に欲しかっただけだけど、意外な実力派

ちょっと古いんですけどね。

第二版が最新じゃないかな。新しいのとか出てたらすみません。

 

この辞書、何より用例がすばらしいんです。用例のほとんどが「小説家や詩人の作品」から抜き出されているんです。

好きな作品が用例紹介で出て来てたりすると、もう。

 

ただ悶えるだけじゃない。

何しろ、物書きには最も力となる

 

 

こうやって使っていいんだぜ!

 

 

っていう指針になります。続くてにをはすらも自然と決まる。なんと言うか、ものすごくエネルギーを貰える辞書。

買ってよかったと思える一冊でした。

 

 

 

 

 

皆さんは、どんな辞書、使っていますか?

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